2013/04/22

〈第20回〉 ビジネス
ニセ薬の健康被害

ニセ薬の健康被害が世界で1337人にものぼっているという記事を先週目にしました。この数は恐らく氷山の一角で表沙汰になっていないものも含めるとかなりの数になると思われます。直接健康に被害を及ぼしてしまうため、非常に深刻な問題ですし、中国でも薬のトラブルは後を絶たず、対策は急務と言えるでしょう。

中国には地方企業まで含めると製薬メーカーの数が驚くほどあり、全部が日本のようにきちんとした基準を満たしているとは言えない状態です。薬事の審査をパス出来ない企業の多くがこうした地方の製薬メーカーになります。

また最近、中国でも問題になっているのが、薬の名称が似通ってしまい消費者が混同してしまうことです。CFDA(先月組織改編があり、SFDAから名称変更)のチェックが入るため、厳しく審査されておりますが、かなり以前に承認を受けたものとなると完全にチェックが行き届いているとは言えません。加えて一旦市場に出たものを全てチェック出来ているとは言えないため、ドラッグストアには似たような商品名の薬が並んでしまっております。

上記の問題は業界紙でも取り上げられるテーマになっており、今後はより規制が厳しくなることも予想されますので、時間に余裕を持って、早めに中国語名称を考案し商標権調査・薬事調査を行う必要が出てくるでしょう。

※SFDA(中国国家食品薬品監督管理局)
 CFDA(中国国家食品薬品監督管理総局)